椎間板ヘルニアは比較的若い方でも発症しやすく、重度になるとサポートなしでは日常生活が困難になってしまう深刻な疾患です。
また一度発症すると慢性的に痛みを感じ、腰痛を意識した生活を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか?
本記事では椎間板ヘルニアの痛みを和らげる3つの方法と、椎間板ヘルニアの原因・症状をふまえ、慢性的に痛みが生じるメカニズムを解説します。
この記事でわかること
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椎間板ヘルニアの痛みを和らげる3つの方法
痛みに耐えながら生活するのはとても辛いですよね。
椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法は3つ挙げられます。
- 病院・治療院を受診する
- ストレッチや筋トレを取り入れる
- 生活習慣を見直す
1〜3方法は痛みを取り除く即効度の高い順で記載しています。
それぞれ解説していきます。
病院・治療院を受診する
いますぐ痛みをなんとかしたい…と思っている方は病院や治療院を受診することが痛みを和らげるもっとも早い方法です。
病院や治療院で行われる治療法は以下の通りです▼
- 牽引療法
- 湿布
- ブロック注射
- 電気療法・マッサージ
治療法 | 内容 |
牽引療法 | 腰部を牽引機で引っ張り、骨と骨の隙間を広げて症状を和らげる |
湿布 | 患部の冷却効果とロキソニン成分入りで痛みを緩和させる |
ブロック 注射 |
痛みに関係する神経に注射をして、痛みを軽減させる |
マッサージ 電気療法 |
マッサージや電気療法を通して、血流を改善しながら硬くなった筋肉の張りを緩めて痛みを軽減させる |
上記の治療法は高い鎮痛効果があり、即効性を感じたい方にはおすすめです。
さらに当院では独自の施術法によって一時的な痛みの改善だけではなく椎間板ヘルニアの根本改善を目的としています。
当院の独自施術足元から腰にかけて1つ1つ骨を調整していき椎間板ヘルニアの根本原因となる骨の歪みを解消していきます。
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ストレッチや筋力トレーニングを取り入れる
椎間板ヘルニアの痛みを和らげるセルフケアとしてストレッチや筋力トレーニングを取り入れることが有効です。
歪みによって生じた筋肉の強張りをほぐし、正しい姿勢を維持するために必要な筋力をつけることで、痛みの改善はもちろん今後の予防にもつながります。
痛みが強く動きが取れない場合やポーズがきつい場合は無理をせず、できる範囲で行うようにしましょう。
体幹前面ストレッチ
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このストレッチでは腹直筋の柔軟性を高めることで、椎間板ヘルニアの引き金となる前傾姿勢を改善することにつながります。
呼吸を続けリラックスをしながら行いましょう。
体勢が辛い場合は、肘をついた状態で反らすのでも問題ありません。
梨状筋ストレッチ
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梨状筋はお尻の後ろ側にある筋肉であり、ストレッチの最中はお尻の外側部分が伸びていることを意識しながら行うと良いでしょう。
上半身を倒すときは腰を丸めず、まっすぐな状態で倒すことを意識して行います。
ヒップリフト
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ヒップリフトはお尻と太もも裏の筋力トレーニングです。
腰に負担のかからない正しい姿勢を維持するためにはお尻と裏ももの筋力アップが有効です。
お尻を持ち上げる際は腰が反らないよう、体が一直線になることを意識すると良いでしょう。
生活習慣の見直し
椎間板ヘルニアは日頃の姿勢や習慣によって腰椎への負担が蓄積した結果発症するものです。
痛みをすぐに和らげるような即効性はありませんが、着実に改善していきたいのであれば生活習慣を見直す必要があるでしょう。
対応例)
- デスクワークなど長時間同じ姿勢になりやすい方は1時間に1回ストレッチや体を動かす時間を作る
- 重たいものを運ぶときは腰に負担が少なくなようしゃがんでから持ち上げる
- 反り腰や猫背など立ち姿勢を意識して生活する
- 禁煙に努める
- 肥満体型の場合は食事管理や運動を積極的に行い腰への負担を軽減する
上記は一部ではありますが、日々何気なく行っていることも改めて意識して正すことで、椎間板ヘルニアの痛みを和らげることにつながります。
椎間板ヘルニアについて
椎間板ヘルニアの原因や症状にはどのようなことが挙げられるでしょうか?
本章では椎間板ヘルニアの原因と症状について解説します。
椎間板ヘルニアの原因と痛みが生じるメカニズム
椎間板とは椎体の間にあり、骨と骨のクッション的な役割をする部位です。
この椎間板の中心部には髄核と呼ばれる部分があります。
椎間板ヘルニアはこの髄核が椎間板から突き出て、神経を圧迫することが原因で足腰に痛みや痺れを生じさせます。
《補足》 ヘルニアとは本来あるべき場所から別部位に飛び出してしまうことを意味します。 |
椎間板ヘルニアを引き起こす主な要因は以下の通りです▼
- 加齢によるもの(椎間板の水分量低下、椎間板の変形)
- 生活習慣によるもの(肥満体型、喫煙、不良姿勢など)
- 激しい運動によるもの
- 体質によるもの
椎間板の老化は20代から始まり、生活習慣によって引き起こされる歪みによって腰椎への負荷が蓄積された結果発症するケースが大半です。
歪みの度合いや負荷のかかり方によっては20〜40代前後の若い方でも発症しやすいのが特徴の1つでしょう。
歪みというと猫背や反り腰をイメージする方も多いかと思いますが、根本原因としては「足の骨の歪み」が引き金となって椎間板ヘルニアを発症しているケースが大半です。
先述した通り、一般的な病院や治療院では湿布やブロック注射、薬の処方などで対応してくるため鎮痛効果は高く、施術直後はとても楽になるでしょう。
しかし足元から蓄積された歪み自体を改善しないと、一時的に痛みが和らいだとしても慢性的な痛みから解放されず、再発にもつながります。
「治療をしても慢性的な痛みが消えない」と感じてしまう多くの原因は骨の歪みが解消されていないことにあるのです。
椎間板ヘルニアの症状
椎間板ヘルニアの症状は軽度〜重度まであり、痛みや痺れの感じ方にも幅があります。
軽度 | 中等度 | 重度 |
・腰から足にかけて痛みや痺れを感じ始める ・普通に歩ける |
・腰から足にかけて痺れが強くなる ・長時間の歩行が困難 ・運動制限が必要になる |
・普通に座っているだけでも痛みや痺れを感じる ・日常生活が困難になる ・排尿障害が起こるリスクもある |
軽度、中等度、重度によって感じる症状は以下の通りです▼
軽度では痛みや痺れを感じるものの我慢できるレベルであり、なんとか日常生活を送れるため病院で診察を受ける方はごくわずかです。
しかし中等度〜重度になると痛みや痺れが強くなり日常生活にも大きな影響が出てきます。
重度になると少しの動きでも激痛を感じ、身動きが取れないため手術を必要とするケースもあります。
痛みのピークは2〜3週間程度であり、その後数ヶ月かけて痛みや痺れが緩和していくことが一般的です。
椎間板ヘルニアの初期症状
椎間板ヘルニアの初期症状としては、以下のような症状が現れやすいです。
ご自身に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
- 腰やお尻・足に痺れや痛みを感じる
- 前かがみが難しくなる
- 長時間立つことが辛い
- 長時間座ることが辛い
- 常に腰の痛みがある
- 足腰の感覚が鈍くなり、力が入りにくい
上記のような症状がある場合は、椎間板ヘルニアである可能性が高いです。
当てはまる場合は「まだ大丈夫…」と放置せず、早めに病院や治療院を受診するようにしましょう。
椎間板ヘルニアになりやすい人の特徴
椎間板ヘルニアになりやすい人には以下のような特徴があります
- 姿勢が悪い
- 激しいスポーツをしている(していた)
- 喫煙をしている
- 重労働の仕事に従事する
- 家族に椎間板ヘルニアの既往歴がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
姿勢が悪い
慢性的に姿勢が悪い状態が続いていると腰椎に負担がかかり椎間板が潰れやすくなります。
近年はデスクワークも増えており、猫背・反り腰の方が多く見られます。
また仕事柄、長時間の運転を行う方も、椎間板ヘルニアを引き起こすリスクが高いでしょう。
激しいスポーツをしている(していた)
現在激しいスポーツをしている方や過去に激しいスポーツをしていて腰を酷使していた方は注意が必要です。
特にラグビーのように衝撃を受けやすい競技や、野球、ゴルフ、テニスのように勢いをつけて体をひねるような競技も腰椎に負担がかかりやすいでしょう。
喫煙をしている
喫煙は椎間板ヘルニアを引き起こす大きな要因となるのです。
喫煙をすると一酸化炭素が各細胞への酸素供給を妨害し、ニコチンによって椎間板への血流を減少させてしまいます。
酸素や血液が十分に行き届かなった椎間板は栄養・水分不足で変性しやすくなり、椎間板ヘルニアを引き起こしやすくなります。
重労働の仕事に従事している
激しいスポーツと同様に腰を酷使するような重労働に従事する方は椎間板ヘルニアのリスクが高まります。
建築や土木関係の力仕事をする方は日頃から腰椎に負担がかかりやすいため注意が必要です。
家族に椎間板ヘルニアの既往歴がある
家族に椎間板ヘルニアの既往歴を持つ方がいると、発症する確率が上がることがわかっています。
遺伝は防ぎようのない部分ではありますが、生活習慣で腰の負担を意識することや、痛みや痺れがあった場合、早い段階で処置をすることにより、悪化を防ぎ改善することが可能です。
また、当院の治療法は遺伝による歪みから発生する痛みも改善できるという特徴があります!「遺伝だから仕方がない…」と諦めずぜひ一度当院へお越しください。
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椎間板ヘルニアの痛みがつらいときは当院へ!
ここまで椎間板ヘルニアの痛みを和らげる方法と、椎間板ヘルニアの原因と症状について解説をしてきました。
「椎間板ヘルニアの痛みを早く和らげたい!」
「慢性的な痛みや痺れから解き放たれたい!」
そんな椎間板ヘルニアの症状でお悩みの方はぜひ当院へお越しください!
当院では椎間板ヘルニアの原因となる「骨の歪み」に着目し、足元から腰にかけて歪みのある骨を調整をしながら丁寧に正しい位置に戻していきます。
この独自の施術法により一時的な痛みの解消だけではなく、根本的な原因の解消ができるため椎間板ヘルニアの再発をしない体を作り上げることができるのです。
実際に施術を受けたお客様からたくさんのお喜びの声をいただいております。
「驚くほど楽になりました!」腰が痛くて5分以上立った姿勢を維持したり、約1キロ程で痛みが辛くなり歩けませんでした。 施術を受けるごとに、自分でも驚く程に腰が楽になり1キロ以上歩いても痛みなく歩けるようになりました! 痛みや痺れなどの症状が出てから施術を受けるというのも大事ですが、それ以前に痛みや痺れが出ないような状態をつくる為に地道に痛みや痺れがなくても身体のメンテナンスを行っていくことが本当に大切なんだと思いました。 (渡辺 成仁さん) ※効果には個人差があります |
「再発しないようにします!」 2~3年程前から腰の痛みが強くなり、様子がおかしいと思い病院を受診しました。 診断は腰椎椎間板ヘルニアでした。医師によると幸いまだヘルニアの中でも中等度の内容ということでした。 また腰だけでなく、左足の股関節にも痛みがあり歩いたりするときにも痛みが出たりしていました。 こちらで施術して頂き、股関節の痛み、腰の痛みが少しずつ改善していき、今では仕事中も痛みを感じることなく過ごせるようになりました。 病院でヘルニアと診断され、手術宣告までされましたが手術せず体が良くなりほっと一安心です。 今後も定期的にメンテナンス治療を行い、症状が再発しないようにしていきます。 (井上 明生さん) ※効果には個人差があります |
椎間板ヘルニアのQ&A
Q:椎間板ヘルニアはどんな病気ですか?
A:椎間板ヘルニアとは腰椎と腰椎の間にある椎間板が負荷によって圧迫され、椎間板の中にある髄核が神経を圧迫して足腰に痛みや痺れを生じさせる疾患です。
Q:椎間板ヘルニアで手術が必要なのはどんな時ですか?
A:椎間板ヘルニアで診察を受けた場合、初期では一般的に以下のような治療法が用いられます。
- 牽引療法
- 電気・マッサージ療法
- 薬物療法
- 神経ブロック注射
このような方法は「保存療法」と呼ばれ、痛みや痺れの緩和を目的として行われます。
しかし、この保存療法で効果が得られず、重度の症状が見られる場合は痛みの原因となっているヘルニア部分を除去するための外科手術が検討されます。
Q:椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の違いは?
A:椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は似た症状ではありますが、痛みの原因や症状の出方には違いがあります。
以下ではそれぞれの特徴と違いをまとめました▼
【症状名】椎間板ヘルニア 【症状】 ・腰痛 【起こりやすい年齢】 |
【症状名】脊柱管狭窄症 【症状】 【起こりやすい年齢】
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Q:椎間板ヘルニアの痛みがひどい時にはどうしたらいい?
A:痛みがひどい場合は、まずは無理に動かず安静を心がけましょう。他にもコルセットの着用や鎮痛剤の服用で症状が緩和してきます。
椎間板ヘルニアは約2〜3週間で痛みのピークを超え、徐々に痛みや痺れ症状が緩和します。